特集 泌尿器科医のための核医学―正しく理解して潮流に乗れ!
〈これからの核医学検査・治療〉
前立腺癌の神経内分泌腫瘍化に対するオクトレオスキャン®およびLu-177 PRRT治療
森 博史
1
,
萱野 大樹
2
1金沢大学附属病院 核医学診療科
2金沢大学医薬保健研究域医学系 核医学
キーワード:
前立腺癌
,
神経内分泌腫瘍化
,
ルタテラ®
Keyword:
前立腺癌
,
神経内分泌腫瘍化
,
ルタテラ®
pp.404-411
発行日 2024年5月20日
Published Date 2024/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413208143
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▶ポイント
・神経内分泌腫瘍化した前立腺癌の診断にオクトレオスキャン®が役立つことがあるが,診断能についてまとまった報告に乏しい.
・2021年10月からソマトスタチン受容体陽性の神経内分泌腫瘍に対してルタテラ®を用いたLu-177DOTATATE治療が保険適用となった.
・神経内分泌腫瘍化した前立腺癌に対するLu-177DOTATATE治療について,治療効果や安全性などについてまとまった報告はないが,標準治療不応の場合は治療の選択肢になりうる.
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