臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集
Ⅷ.血液化学検査
92.乳酸とピルビン酸
玄番 昭夫
1
Teruo Gemba
1
1中央鉄道病院・中央検査室
pp.2314-2315
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219413
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異常値を示す疾患
後述する採血条件で採血したときの全血正常値は,乳酸で3〜15mg/dl(0.33〜1.67mmol/l),ピルビン酸で0.3〜0.9mg/dl(0.034〜0.102mmol/l)であり,性差や年齢差はほとんどみられない(ただし新生児は高値).
全血乳酸(ならびにピルビン酸)が増加してくる疾患には,表に示したように乳酸アシドーシス(lactic acidosis)を伴うときと,そうでないときがある.
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