臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集
Ⅰ.尿検査
18.妊娠反応
高木 繁夫
1
,
尾崎 晴彦
1
Shigeo Takagi
1
,
Haruhiko Ozaki
1
1日本大学医学部・産科婦人科
pp.2118-2119
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219339
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妊娠反応は,胎盤の絨毛組織より分泌される絨毛性性腺刺激ホルモン(human chorionic gonadotropin:hCG)を,生物学的または免疫学的方法により,妊婦尿を用いて検査する方法である.現在では煩雑な生物学的妊娠反応に代わって,手技が簡単でかつ迅速に実施できる免疫学的妊娠反応が外来のルーチン検査の1つとして広く利用されている.
免疫学的妊娠反応試薬の原理は,凝集反応と凝集阻止反応とに分類され,いずれも担体にヒツジ赤血球またはラテックス粒子を使用しており,その利用は,目的によって当然選択が異なる.
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