今月の主題 腎疾患—早期診断から管理まで
鑑別診断
糸球体腎炎
波多野 道信
1
,
奈倉 勇爾
1
Michinobu Hatano
1
,
Yuji Nagura
1
1日本大学医学部・第2内科
pp.410-411
発行日 1984年3月10日
Published Date 1984/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218930
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糸球体腎炎の臨床像は蛋白尿,血尿,尿円柱などの尿異常,低蛋白血症,高脂血症,浮腫,高血圧,腎機能低下や血液凝固能異常などで,これらが組み合わさって一つの疾患をかたちづくるものである.本稿では,糸球体腎炎に共通する所見としての蛋白尿について,その病態生理について述べ,糸球体腎炎の鑑別点について述べてみたい.
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