今月の主題 腎疾患診療のトピックス
腎炎の分類の変遷と最近の概念
奈倉 勇爾
1
,
波多野 道信
1
Yuji Nagura
1
,
Michinobu Hatano
1
1日本大学医学部・第2内科
pp.1550-1553
発行日 1982年9月10日
Published Date 1982/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217907
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腎炎の概念が初めてBrightにより記載されて以来,1世紀半が経っている.そして経皮的腎生検が行われ,電子顕微鏡的検索や螢光抗体法の導入により,その分類法は,病因論的,組織病理学的,免疫学的にも細分化されると同時に,臨床面との深い結びつきのもとで,より合理的な分類法がもとめられてきている.ここでは誌面の許すかぎり,時代的背景に沿った腎炎の分類の変遷,および各腎炎の概念について述べてみたい.
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