臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
XI.免疫・アレルギー・膠原病
問題となるケースの治療
217.難治性慢性関節リウマチの治療方針(非ス剤,金剤,Dペニシラミン無効例)
吉沢 久嘉
1
Hisayoshi Yoshizawa
1
1国立相模原病院・内科
pp.2580-2581
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218758
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症例
M. A.,女性,昭和14年生.
昭和49年8月発病のRAで,非ス剤のみでは十分な効果がえられないため,50年9月よりプレドニソロン5mg投与しながら金療法を行った.金は一時有効であったが,蛋白尿のため中止した.53年金を再び試みたが無効のため,54年4月からDペニシラミン療法を行ったが,味覚障害のため使用不能であった.54年11月よりサイクロフォスファマイドを試みたところ,関節痛は徐々に軽減し,ス剤も1mgまで減量しえた.57年1月から休薬したところ,疼痛も増強してきたため,58年1月より再開している.
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