臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
XI.免疫・アレルギー・膠原病
問題となるケースの治療
218.老年者の慢性関節リウマチ
林
1
Yasufumi Hayashi
1
1東京都養育院付属病院・整形外科
pp.2582-2583
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218759
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症例
68歳女性.59歳で体重減少と口渇から糖尿病と診断され,食事療法と経口剤内服でコントロールを受けている.
60歳(半年後)に発熱,多発関節痛を訴え慢性関節リウマチと診断.62歳で関節炎増悪し入院.消炎鎮痛剤内服,金療法の他に副腎皮質ホルモンを内服し,症状軽快したため歩行訓練を行い退院.66歳で項部痛,めまい,嘔気のため入院.第1頸椎前方脱臼,軸椎歯状突起頭蓋内陥入(図1)と診断され,1カ月の安定臥床で軽快したため,頸椎固定用のカラーを装着して退院.67歳で軽い中枢神経血管損傷のため失語症となるも1カ月で完治し退院.
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