臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
VI.肝・胆道・膵疾患
内科的治療の限界と手術のタイミング
126.肝硬変症の手術にどこまで耐えうるか—食道離断術の場合
杉浦 光雄
1
,
八木 義弘
1
,
二川 俊二
1
Mitsuo Sugiura
1
,
Yoshihiro Yagi
1
,
Shunji Futagawa
1
1順天堂大学医学部・第2外科
pp.2370-2371
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218667
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食道離断術には経胸食道離断術と経腹食道離断術の両者がある.開胸にしろ開腹にしろ,肝障害のある肝硬変患者にとって手術侵襲は決して小さいものではない.経胸の場合には術後の肺合併症,開腹の場合には術後腹水貯留など特徴的な術後合併症に注目し,対応する必要がある.
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