臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
V.消化管・腹膜疾患
問題となるケースの治療
95.長期臥床患者・癌末期患者の腹満と便秘の対策
原 義雄
1,2
Yoshio Hara
1,2
1聖隷三方原病院
2浜松衛生短期大学
pp.2292-2293
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218636
- 有料閲覧
- 文献概要
腹満
長期臥床患者,癌末期患者にみられる腹部膨満には,①腹部全体が膨満する場合と,②限局した腹部に膨満をみることとがある.①は鼓腸や腹水によることが多く,②は胃腸管の拡張,腹部実質臓器の腫大,腹腔内の腫瘍などによって起こる.②の場合は原疾患に対する処置を優先する.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.