Japanese
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特集 外科治療か内科治療か—境界領域をめぐって
気管支拡張症,肺化膿症
気管支拡張症,肺化膿症—外科側から
Indication for Surgical Treatment of Bronchiectasis and Pulmonary Abscess
川村 雅文
1
,
石原 恒夫
1
Masafumi Kawamura
1
,
Tsuneo Ishihara
1
1慶鷹義塾大学医学部外科
1Department of Surgery, School of Medicine, Keio University
pp.865-868
発行日 1993年9月15日
Published Date 1993/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900734
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気管支拡張症
気管支拡張症に対する外科的治療は化学療法の進歩とともに減少の一途をたどり,現在ではほとんど顧みられなくなった感すらある(表1).良性疾患である気管支拡張症に対する治療の基本が内科的治療であることは論を待たないが,外科的治療がまったく無用となったわけではない.
本稿では気管支拡張症という疾患の成因と病態をまず示し,今日一般に受け入れられている治療法を紹介するとともに,過小に評価されがちな外科的治療に光を当ててみたい.
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