Japanese
English
臨床報告
肺にcoin lesionを呈した犬糸状虫症の1例
A case report of dirofilariasis manifested as a coin lesion of the lung
森﨑 太
1
,
太田 保
1
,
太田 卓
1
,
日伝 晶夫
1
,
吉原 久司
1
,
惣路 照道
1
,
山脇 泰秀
2
,
武田 譲
3
,
林 一彦
4
,
間野 正平
4
Futoshi MORISAKI
1
1尾道市立市民病院外科
2尾道市立市民病院内科
3尾道市立市民病院中央検査室
4岡山大学医学部第2病理学教室
pp.373-376
発行日 1986年3月20日
Published Date 1986/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209282
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はじめに
犬糸状虫の人体寄生例は稀ではあるが,近年,軟部組織および肺の寄生例が米国を中心に多く報告されている1),本邦においては22例が報告されており2),これからも発見頻度が増加してくると思われる.われわれは胸痛を主訴として来院し,諸検査の結果,肺癌の疑いにて切除したところ犬糸状虫症であった症例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.
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