臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
I.感染症
感染症治療の新しい概念
12.感染性下痢—抗生物質使用の是非とマネージメント
上野 文昭
1
Fumiaki Ueno
1
1茅ヶ崎徳洲会病院・消化器科
pp.2088-2089
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218553
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日常診療において最もポピュラーな症状の1つとして下痢があげられる.その中で感染性下痢はDupontらにより臨床的に発熱,脱水,嘔気・嘔吐,腹痛などの症状の少なくとも1つを伴う1日4回以上の下痢を呈する急性疾患とされている1).以下に症例を呈示しながら,感染性下痢の病因,病態生理に基づいた正しいマネージメントについて述べる.
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