連載 誌上Debate・11
PROMへの抗生物質投与の是非
杉本 充弘
1
,
池谷 美樹
1
,
松田 義雄
2
1日本赤十字社医療センター産婦人科
2鹿児島市立病院産婦人科
pp.832-838
発行日 2000年6月10日
Published Date 2000/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904070
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是 切迫早産前期破水(preterm PROM)とくに妊娠32週未満の症例では,妊娠週数の延長による胎児の成熟と子宮内感染の進行による胎児感染の危険性を考慮することが求められる.新生児治療の進歩により早産未熟児の予後は著しく改善されてきたが,妊娠32週未満ではまだ問題が多い.したがって,妊娠週数の延長はPROM管理の要点となり,そのためには子宮内感染の制御が必要となる。
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