今月の主題 肝硬変と肝癌
肝癌の画像診断—早期病変のみかた
シンチグラフィー
町田 喜久雄
1
,
松本 徹
2
Kikuo Machida
1
,
Toru Matsumoto
2
1東京大学医学部付属病院・中央放射線部
2放射線医学総合研究所・臨庄研究部
pp.1474-1478
発行日 1983年9月10日
Published Date 1983/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218414
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肝シンチグラムは,非観血的に肝臓,脾臓などを選択的に描出し,肝臓の生理的機能と形態を同時に診断できる優れた検査法である.シンチグラム検査は,数枚のシンチグラムによって肝全体を概括できるので,超音波やCT診断が進歩し普及した現在でも最初に行われる検査の1つである1).
最近では診断精度を存在診断のみならず,部位診断の方面からも向上させるために,singlephoton emission CT(SPECT)も次第に普及しはじめている2).
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