今月の主題 心筋梗塞のハイライト
治療
回復期のリハビリテーション
定 利勝
1
,
竹内 馬左也
1
Toshikatsu Tei
1
,
Masaya Takeuchi
1
1東京大学医学部・第4内科
pp.62-63
発行日 1983年1月10日
Published Date 1983/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218113
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リハビリテーションの目的
心筋の一部が壊死から線維化する心筋梗塞では,梗塞巣が大きくなると心臓のポンプ作用は低下する.心筋は再生しないので心臓を梗塞前の状態にもどすことはできないが,残された心筋の機能亢進,また末梢の循環機能,骨格筋の効率増加などにより身体機能は回復することが望める.このように残された機能を最大限に活用し,適当な訓練によって身体的にも,精神的にもより良く,より早く社会生活へ復帰させることがリハビリテーション(以下リハビリ)の目的である.
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