Japanese
English
臨床
心筋硬塞症のリハビリテーション
Rehabilitation of the Patients with Myocardial Infarction
竹内 馬左也
1
Masaya Takeuchi
1
1東京大学医学部第四内科
1The 4th Department of Internal Medicine, Faculty of Medicine, University of Tokyo
pp.657-662
発行日 1967年8月15日
Published Date 1967/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201801
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はじめに
心筋硬塞症は一般にはとつぜん発作に襲われ,活動能力を失ったものが一定の安静期間後,経過とともに徐々に回復するものであるが,心筋の壊死,冠動脈硬化をともない,必然的に大部分は回復後も活動能力にある一定の限界があり,その制限内でいかに有効に社会生活を送るかということが問題になる。したがって,心筋硬塞症は心疾患の中でも最もリハビリテーションの必要な疾患といえる。しかし急性期より回復期,社会生活への復帰と進む過程で,いかにリハビリテーション・プログラムを推進させるかという方式すら決まっていないのが現状である。この点に関してはこの方面の研究者が今後検討協議して決めていかねばならないと考えているが,ここでは現在われわれの教室で行なっている方式の一部を中心に述べることとする。
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