今月の主題 カルシウム代謝の基礎と臨床
座談会
カルシウム代謝のトピックス
富田 明夫
1
,
須田 立雄
2
,
今井 昭一
3
,
折茂 肇
4
Akio Tomita
1
,
Tatsuo Suda
2
,
Shoichi Imai
3
,
Hajime Orimo
4
1名古屋大学医学部・第1内科
2昭和大学歯学部・口腔生化学
3新潟大学医学部・薬理学
4東京大学医学部・老年医学
pp.1235-1244
発行日 1982年7月10日
Published Date 1982/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217847
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生体内の分布と役割 1%たらずが細胞外液中に/非常に狭い範囲で調節されている 生体内のバランス 通常成人の場合は/骨粗髪症の原因によっては多く摂ったほうがよい細胞機能との関係 筋肉の収縮に決定的な役割/ある種の細胞分化に関与 カルシウム濃度の調節機構 3つの調節因子がある/血中Ca濃度を高める因子―ビタミンDと副甲状腺ホルモン/血中のCa濃度を下げる因子―カルチトニン/細胞内のCa濃度の調節因子は何か/生理的レベルのカルチトニンの作用は未知数 カルシウム代謝に異常をきたす疾患 原発性副甲状腺機能充進症/特発性副甲状腺機能低下症/代謝性骨疾患/osteomalaciaについて/どのassayがいいか/ケミカルタイプの副甲状腺機能充進症の治療 OAFとPGについてOAFは腫瘍の末梢血中に存在する/PGとOAFの関係/悪性腫瘍で高Ca血症を呈する頻度/T細胞白血病とOAFの関係/Osteoporosisの治療カルシウム拮抗薬 細胞の外から中に入るCaを抑制/心筋より平滑筋に強い作用/スパスムスで起こる狭心症の治療に/労作性狭心症にも効く/血中Ca濃度はほとんど変化しない/適量なら他の作用は起こらない/高血圧への薬効機序/制癌剤の耐性が解除される/筋ジストロフィー症にも効く?
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