今月の主題 カルシウム代謝の基礎と臨床
トピックス
カルシウム結合蛋白
奥 恒行
1
Tsuneyuki Oku
1
1東京大学医学部保健学科・保健栄養学教室
pp.1232-1233
発行日 1982年7月10日
Published Date 1982/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217846
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Caは多くの根元的な生命現象の調節に関与しているが,Caイオンが直接的作用をするのではなく,Ca結合蛋白質(CaBP)を介して作用を発現することが次第に明らかになってきた.現在のところ,いわゆるCaBPと称されている蛋白質はおよそ100種類ほど見出されている.CaBPは高等動物から植物に至るまで広く分布し,細胞内だけでなく,細胞外にも存在する.
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