臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン
骨・筋肉病変
CTの適応
pp.2306
発行日 1981年11月20日
Published Date 1981/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217516
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表に見るように,この分野においてCTの適応される病変は,腫瘍,なかでも悪性腫瘍,または組織病理学的に良性であっても破壊性,浸潤性の強い腫瘍が圧倒的に多い.そのほかには,脊椎後縦靱帯骨化症や環軸回転性脱臼のように,CTの横断断層面の特徴を利用したものがある.腫瘍以外の腫瘤性病変(膿瘍,血腫など)もCTの対象となるが,従来のX線検査により明らかな良性腫瘍や単純な骨折については,CTの意義は少ない.
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