特集 肺高血圧症 ガイドラインとニース会議提言を紐解く
Ⅲ.2群,3群,4群PH治療のポイントを紐解く
CTEPH:BPAの適応と治療アルゴリズム
下川原 裕人
1
,
松原 広己
1
1独立行政法人国立病院機構 岡山医療センター循環器内科
pp.681-686
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200313
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
・CTEPHに対する根治的治療はPEAのみであり,まず最初にPEAの適応の有無を検討すべきである.
・CTEPHに対するBPAの治療成績の進歩は目覚ましく,PEA不適応のCTEPH患者では,重要な治療オプションとなった.
・CTEPHは現在でも希少疾患であることに変わりはなく,経験豊富な専門施設において診断・治療が行われるべきである.
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.