特集 —症候別 すぐ役に立つ—救急画像診断—いつ撮る? どう見る?
総論—救急領域の画像検査の特徴
CT検査の適応と限界
魚谷 健祐
1
1兵庫県立淡路医療センター放射線科
pp.630-632
発行日 2017年4月10日
Published Date 2017/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224865
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Point
◎CT撮像の高速化とともに,迅速に全身情報が得られるCTの重要性が高まっている.
◎救急の現場でCTが特に有用な疾患は,心血管疾患,急性腹症,外傷,脳卒中である.
◎CTは一般X線撮影と比べると被曝量が格段に多い.日本は世界でも群を抜いてCTの保有台数が多く,医療被曝の増加が問題となっている.
◎安易にCTをオーダーすることは避け,適切な運用を心がけなければならない.
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