臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン
骨・筋肉病変
扉
荒木 力
1
Tsutomu Araki
1
1東京大学医学部・放射線科
pp.2305
発行日 1981年11月20日
Published Date 1981/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217515
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
X線コンピュータ断層撮影(以下CT)の頭部における有用性はいうまでもなく,腹部,胸部においても,その診断能力および限界が理解されるようになり,CTがきわめて有効である臓器および病変と,ほとんど役に立たない領域とが区別されるようになった.骨・筋肉組織は,CT診断においては比較的新しい分野であり,その評価もまだ固定したとはいえないし1,2),その臨床への応用もひろく理解されているとはいい難い.過去2年間に,東大病院放射線科で施行された78例の,骨・筋肉組織(四肢,骨盤,肩部,肋骨および脊椎)病変のCTを検討し,その特徴について考えてみたい.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.