プライマリ・ケア
私たちのみたヨーロッパのプライマリ・ケア(2)
小野 肇
1
,
安田 勇治
2
,
菊地 博
3
,
萱場 治
4
,
渡辺 淳
5
Hajime ONO
1
,
Yuji YASUDA
2
,
Hiroshi KIKUCHI
3
,
Osamu KAYABA
4
,
Kiyoshi WATANABE
5
1大口病院
2安田病院
3菊地内科クリニック
4かやば小児科医院
5淳正診療所
pp.1490-1496
発行日 1981年8月10日
Published Date 1981/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217306
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渡辺(司会) 前回はヨーロッパのプライマリ・ケアの全体的な状況および各国別のご報告をいただきましたけれども,ここで少し問題を絞ってディスカッションしたいと思います.
まずヨーロッパ各国の医療制度についてですけれども,どこの国でも自分の国が一番いいと思ってやってるわけです.イギリスはイギリスで日本よりもいいと思っているし,われわれはわれわれで日本が一番いいと思っているわけですよ.しかし,それでは進歩はないわけですので,こんどヨーロッパを回ってみて,むこうの医療制度で,われわれとしてなにか学ぶべき点,取り入れるべき点があるかどうかについてまず考えてみたいと思います.小野先生いかがですか.
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