プライマリ・ケア
私たちの見たアメリカのプライマリ・ケア(2)
安田 勇治
1
,
岩崎 靖雄
2
,
菊地 博
3
,
伊藤 清次
4
,
鈴木 荘一
5
Yuji YASUDA
1
,
Yasuo IWASAKI
2
,
Hiroshi KIKUCHI
3
,
Seiji ITO
4
,
Shoichi SUZUKI
5
1安田病院
2代々木クリニック
3菊地内科クリニック
4伊藤内科医院
5鈴木内科医院
pp.288-292
発行日 1980年2月10日
Published Date 1980/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216421
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Mayoのプライマリ・ケア教育システム
鈴木(司会) アメリカのプライマリ・ケアの教育について,菊地先生ご紹介ください.
菊地 アメリカの大学は,地域医療と非常によく結びついていることが特徴だと思います.日本のように,大学の使命が,国家試験を通って学生を送り出してしまえばそれでいいというのではなくて,地域と密着していることがアメリカの大学教育の特徴です.Mayo Clinicに例をとれば,Mayo Clinicのあるミネソタ州の中から95%ぐらいの学生を採る.残りの5%を,大学のないアラスカなどから採って教育をしている.その場合でも,ミネソタから採っている学生の授業料は,アラスカから来ている学生よりも安くしているわけです.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.