今月の主題 肺癌—最近の知識
肺癌の画像診断
気管支造影の特徴
小野 良祐
1
,
池田 茂人
2
1国立がんセンター病院・放射線科
2国立がんセンター病院・内視鏡部
pp.392-396
発行日 1981年3月10日
Published Date 1981/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217066
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Chevalier Jacksonが1918年に,硬性気管支鏡を用いてBismuth oxideを気道支内に吹き込み,気管支の形態をX線写真で分析したのが気管支造影のはじまりである.
Métras1)が1948年に,選択的造影用のゾンデを考案し,1952年篠原2)がわが国にMétras法を導入し,ゾンデを改良し,それ以降気管支造影法は肺臓外科の著しい発達とあいまって普及進歩した.
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