臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント
VI.代謝・栄養障害
一次性痛風 VS 二次性痛風
西岡 久寿樹
1
,
御巫 清允
2
Kusuki NISHIOKA
1
,
Kiyonobu MIKANAG
2
1三重大学医学部・第3内科
2自治医科大学・整形外科
pp.1990-1991
発行日 1980年11月20日
Published Date 1980/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216845
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なぜ鑑別が問題となるか
痛風の基礎疾患である高尿酸血症の成因には,その原因が不明確ないわゆる一次性の場合と,なんらかの基礎疾患が存在するため,結果的に二次的に発症するという二つの場合が存在する.
本症を一次性か二次性か鑑別しなくてはならない最大の理由は,治療方針および予後のうえからも,前者と後者の間では基本的に異なるからであるといえる.
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