新しい栄養学の知識
Dietary fiber—生理作用を中心として
印南 敏
1
Satoshi INNAMI
1
1国立栄養研究所・食品科学部
pp.798-801
発行日 1980年5月10日
Published Date 1980/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216535
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
最近,わが国でも食品中の繊維質がdietaryfiber,食事繊維,食品繊維などの名の下に栄養学分野におけるトピックスというだけでなく,一般社会でも多大の関心を集めている.
欧米先進国で死因の上位を占め,わが国でも増加しつつある高脂質血症,心臓病,糖尿病,大腸ガン,胆石などの成人病の発生が食品中の繊維質の存在と大きな関わりのあることが明らかになってきたためである.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.