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食事・栄養指導におけるDietary Variety Score(DVS)の活用方法
成田 美紀
1
Miki Narita
1
1東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加とヘルシーエイジング研究チーム
pp.309-311
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.32118/cn144030309
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はじめに
2003年に旧東京都老人総合研究所の熊谷らが開発した食品摂取の多様性得点(Dietary Variety Score:DVS)1)は,食事での主菜・副菜を構成する10食品群(肉,魚介,卵,牛乳,大豆製品,緑黄色野菜,果物,海藻,いも,油脂)の習慣的な摂取頻度をもとに,毎日摂取する食品群の数から食品摂取の多様性を評価する指標である.DVSは,高齢者の健康アウトカムとの関連が示され2,3),基準量を考慮することなく自身で簡便に記入し採点できることから,介護予防・日常生活総合支援事業において,栄養改善を目的とした教育におけるモニタリングツールとしての使用,介入研究の評価指標に導入されている.
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