今月の主題 肺の炎症性疾患—最近の動向
抗酸菌
乾酪性肺炎
青柳 昭雄
1
1国立療養所晴嵐荘病院
pp.342-344
発行日 1980年3月10日
Published Date 1980/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216433
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はじめに
肺葉全体またはその大部分に一様に拡がった浸出性病変を主とし,放置すれば多くは大きい乾酪壊死病巣を形成し,軟化して多房性の空洞を生ずる肺結核症を乾酪性肺炎と呼んでいる.
臨床症状,胸部X線像が一般細菌による大葉性あるいは区域性肺炎と類似しているので,本症の特徴を熟知しておくことは肺炎の鑑別診断上必要である.
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