臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集
VI.血液検査
45.プロトロンビン時間
櫻川 信男
1
1新潟大第1内科
pp.1738-1739
発行日 1979年10月20日
Published Date 1979/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216149
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はじめに
プロトロンビン時間(PT)はQuick(1935)により創案されたもので,血液凝固の外因性凝固系の異常の診断に用いられる.PTの測定はクエン酸ナトリウム溶液1容と血液9容の割合で採血し,3000回転15分間遠心して得た血漿0.1mlを小試験管にとり,37℃に加温し,あらかじめ37℃に加温した組織トロンボプラスチン-カルシウム混液0.2mlを加えて凝固時間を測定するものである.
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