おかしな検査データ
プロトロンビン時間の延長
大竹 順子
1
1順大病院中検
pp.399
発行日 1977年5月1日
Published Date 1977/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201366
- 有料閲覧
- 文献概要
凝固機能検査を行う時には必ずコントロール血漿と一緒に実施することが原則である.使用するコントロール血漿はロットにより多少測定値が異なる.ところがある日,いつも行う手順と方法でプロトロンビン時間(Quick一段法)の測定を行ったところ,前日までの測定値よりも約5〜6秒延長した結果を示した.この原因を検索するために次のようなチェックを試み,以外に簡単な理由で起こっていたことを明らかにできた.
(1)コントロール血漿のロットナンバーの確認:これは前日まで使用していたものと同一のロットであった.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.