増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
血液検査
凝固/線溶系検査
PT(プロトロンビン時間)
横山 健次
1
,
池田 康夫
1
1慶應義塾大学医学部内科
pp.307-308
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909840
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検査の目的・意義
止血機構の異常がどこにあるかを調べる検査であり,本検査で異常値となれば外因系因子の異常が存在することになる.新生児メレナや幼少時より繰り返す出血症状など先天性出血性素因が疑われる場合,あるいは重症肝障害,悪性腫瘍,播種性血管内凝固異常(DIC)など後天的に凝固因子生成の低下または消費の亢進が疑われる場合,さらに手術前のスクリーニング検査などとして行われる.
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