特集 これだけは知っておきたい検査のポイント
VI.血液検査
プロトロンビン時間
松岡 松三
1
,
桜川 信男
1
1新潟大第1内科
pp.500-501
発行日 1975年3月20日
Published Date 1975/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205884
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プロトロンビン時間(PT)はQuick(1935)により創案されたもので,血液凝固の外因性凝固系の異常の診断に用いられる.PTの測定は蓚酸ソーダ1容と血液9容の割合にて採血し,3,000回転15分間遠心して得た血漿0.1mlを小試験管にとり,37℃に加温し,あらかじめ37℃に加温した組織トロンボプラスチン-カルシウム混液0.2mlを加えて凝固時間,あるいはフィブリンの析出するまでの時間を測定するのである.
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