今月の主題 酸塩基平衡の実際
診断
臨床症状
湯浅 繁一
1
,
飯田 喜俊
1
1大阪府立病院腎疾患センター
pp.1474-1475
発行日 1979年10月10日
Published Date 1979/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216069
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はじめに
酸塩基平衡異常を正確に把握するには,血液ガスの測定だけでなく,ベッドサイドにおける病歴,臨床症状,身体所見などのチェックが重要である.酸塩基平衡障害時の臨床症状にはいろいろのものがみられるが,これらは酸塩基平衡異常をきたした原因あるいは基礎疾患による症状と,酸塩基平衡異常そのものによる症状とに分けて考えられる.
本稿では,実地臨床に則し,どのような病態もしくは症状があれば,どのような種類の酸塩基平衡異常が考えられるかについて解説していく.
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