今月の主題 血液ガスの基礎と臨床
血液ガスの臨床
腎疾患
浦壁 重治
1
,
湯浅 繁一
1
1阪大第1内科
pp.182-183
発行日 1975年2月10日
Published Date 1975/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205777
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腎臓と血液ガスの関係は次の3点に要約できる.
1)腎は組織重量当たりの血流量,酸素消費量が最も大きい臓器である.この意味では血液の酸素分圧の低下の影響を受けやすい臓器であるといえるが,臨床上は,むしろ腎血流量の低下が組織呼吸障害の主因である場合が断然多い.腎乏血による急性腎不全の発症はその代表である.
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