臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集
XI.腎疾患
1.腎炎薬物治療の問題点
ステロイドpulse therapyの適応と治療効果
飯田 喜俊
1
,
岩崎 悦子
1
1大阪府立病院腎疾患センター
pp.2262-2264
発行日 1978年12月5日
Published Date 1978/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208329
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はじめに
ネフローゼ症候群,SLE腎症や慢性に経過する腎炎の一部でステロイドがよく反応するが,最近,このステロイド,とくにメチルプレドニンを大量静注する治療が行われている,これがpulse therapyといわれるもので,はじめ腎移植に際して用いられ,効果が確かめられた.その後,ネフローゼ症候群,ループス腎炎,さらに進行性腎炎に対する積極的な治療法としても試みられている.
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