今月の主題 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
治療の進歩
ステロイドの適応と使い方
中森 祥隆
1
,
谷本 普一
1
Yoshitaka Nakamori
1
,
Hiroichi Tanimoto
1
1虎の門病院・呼吸器科
pp.2660-2661
発行日 1984年12月10日
Published Date 1984/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219536
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アレルギー機序の関与する気管支喘息と異なり,慢性閉塞性肺疾患(COLD)におけるステロイドの作用機序は,なお不明な点が多いが,ステロイドはその重篤な呼吸不全の改善に不可欠な役割を果たしていることも事実である.
COLDの中で,呼吸不全の著しいびまん性汎細気管支炎と肺気腫症におけるステロイド療法の適応と治療の実際について自験例を中心に,文献的考察を加えて解説する.
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