特別寄稿
PTC針使用による経皮的胆汁ドレナージ—安全,確実な方法としての応用
土屋 幸浩
1
,
江原 正明
1
,
木村 邦夫
1
,
大藤 正雄
1
1千葉大第1内科
pp.1348-1353
発行日 1978年9月10日
Published Date 1978/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208034
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はじめに
閉塞性黄疸患者は,適切な処置の時期を失すると回復不可能な状態になるため,早期の診断と治療が必要とされる,その対策として,比較的侵襲の少ない経皮的胆汁ドレナージが広く行われつつあるが1〜6),手技の安全性と確実性の点でなお検討の余地が残されている.
筆者らの考案した細い穿刺針によるPTCは安全な方法として広く応用されているが7〜9),さらにこの手技を応用した経皮的胆汁ドレナージを考案し,多数の臨床例に施行した.その結果,本法の安全性と確実性が確かめられたので手技を中心に述べる.
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