図譜・消化器病の超音波診断 他検査法との対比による症例の検討
超音波映像下の経皮的膵細胞診および経皮的膵管造影
唐沢 英偉
1
,
大藤 正雄
2
,
土屋 幸浩
2
,
税所 宏光
2
,
木村 邦夫
2
,
江原 正明
2
,
五月女 直樹
2
,
高橋 法昭
2
,
木村 道雄
2
,
大野 孝則
2
,
守田 政彦
1
,
三木 亮
1
,
上野 高次
1
,
庵原 昭一
3
1国立横浜東病院内科
2千葉大第1内科
3千葉大第1外科
pp.1230-1238
発行日 1979年8月10日
Published Date 1979/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216014
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はじめに
膵癌の診断は,これまでの内視鏡,血管造影,消化管造影,アイソトープ検査などに加えて,近年,診断装置の開発・改良がすすみ,超音波検査やCT検査が診断法として大きな比重を占めるようになりつつある.
しかし,これらの検査法を駆使しても,なお確定診断の得られない膵癌症例がみられる.このような場合,膵生検法が有力な診断手段となる.最近では開腹下の膵生検に代わって血管造影,ERCP,PTC,CTなどを応用した経皮的膵生検が試みられている1〜4).
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