臨時増刊特集 日常役立つ診療技術
診断篇
XIII.アイソトープ診断技術
1.機能検査
木下 文雄
1
,
久保 敦司
2
1都立大久保病院放射線科
2慶大放射線科
pp.1882-1889
発行日 1976年12月5日
Published Date 1976/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206922
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脳循環動態
局所脳循環測定にはいくつかの方法があるが,133Xeによるクリアランス法が一般に用いられている.133Xe生食液を内頸動脈より注入すると脳組織に速やかに拡散し,次に血液により洗い出される.この脳からの洗い出しは脳組織を流れる血流によって決まるので,この様子を頭部に当てたシンチレーション検出器,シンチカメラなどで測定することにより局所脳循環測定が可能である.
方法 頭部にいくつかの検出器をもったシンチレーション検出器あるいはシンチカメラを設置した後,内頸動脈より133Xe生食液1〜2mCiを急速注入し,レートメータを介してペンレコーダに133Xeクリアランスカーブを記録する.
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