今月の主題 肺のびまん性陰影をめぐって
代謝疾患によるもの
わが国における肺胞微石症
立花 暉夫
1,2
1大阪府立病院内科
2阪大第3内科
pp.804-805
発行日 1976年6月10日
Published Date 1976/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206604
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肺胞微石症は,世界的にみて日本に多く発見され,1954年協同研究者高橋(当時阪大3内)による日本第1例の発見(当時世界文献例約10例)以来,1963年末の全国調査(堂野前,高橋,橋田,立花),1973年末の集計調査(立花)により,少なくとも72例が発見され,最近も肺生検報告例がある,患者は北海道から鹿児島県まで全国に分布している.本稿では,これら日本の症例について得た知見を主にして述べる.
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