今月の主題 消化管潰瘍—診断および治療の現況
消化性潰瘍の成因と診断
成因について
名尾 良憲
1
1三楽病院
pp.1050-1051
発行日 1975年6月10日
Published Date 1975/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206075
- 有料閲覧
- 文献概要
消化性潰瘍とは,その名が示すように,胃あるいは十二指腸粘膜が胃液の作用によって消化される病態を指す.健常な状態においては,その粘膜は抵抗性を有しており,また粘液の分泌によって保護されているから,自己消化の現象は起こらない.消化性潰瘍においては,なんらかの病的状態が発生して,粘膜の消化機転が起こると考えられる.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.