今月の主題 意識障害への新しいアプローチ
治療のポイント
尿毒症性昏睡
杉野 信博
1
1東女医大内科
pp.58-59
発行日 1975年1月10日
Published Date 1975/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205739
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はじめに
尿毒症性昏睡に対する処置として,輸液療法(NaCl,ブドウ糖,NaHCO3,Ca剤など),利尿剤,昇圧剤などが用いられて来たが,今日ではなんと言っても透析療法が中心である.とくに腹膜透析法は血液透析器がなくとも可能であり,急性腎不全などでは救命可能であるので,この方法を主体として記述したい.はじめに
尿毒症性昏睡の概念,その中のいくつかの重要な因子を挙げ,その対策を急性,慢性に分けて説明したい.
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