カラーグラフ 臨床医のための病理学
XIII.膵疾患(2)
金子 仁
1,2
1日本医大
2日本医大老研基礎部
pp.362-363
発行日 1974年3月10日
Published Date 1974/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205354
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膵腫瘍の大部分は膵癌である.膵外分泌腺細胞や導管上皮から発生する周組織学的に腺癌で癌細胞内に粘液を有することが多い.
興味のあるのはランゲルハンス島の細胞から発生する腺腫や腺癌である.Islet cell adenomaまたはIslet cell carcinomaとも呼ぶ,β細胞より発生するものはインシュリンを分泌するので低血糖をきたす.
転移性腫瘍は少ないが,悪性黒色腫を載せた.
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