今月の主題 酸・塩基平衡異常—その日常臨床とのつながり
代謝・内分泌と酸・塩基平衡異常
糖尿病性ケトアシドーシス
和田 正久
1
1阪市大・第2内科
pp.210-211
発行日 1974年2月10日
Published Date 1974/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205310
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発生率と予後
糖尿病患者におけるケトアシドーシスの発生率は年齢・性別,病型,合併症,治療や養生の良いか悪いか,など種々な条件で変わってくる.
一般に,若年の患者ないし中年以前に発病したものは,経過中にケトアシドーシスをみる率がかなり高い.しかし,中年以後に発病したものでも,感染などが誘因となってケトアシドーシスを起こすことはしばしばみられる.
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