今月の主題 酸・塩基平衡異常—その日常臨床とのつながり
消化器と酸・塩基平衡異常
肝硬変
飯野 四郎
1
,
二瓶 宏
1
,
織田 敏次
1
1東大・第1内科
pp.208-209
発行日 1974年2月10日
Published Date 1974/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205309
- 有料閲覧
- 文献概要
肝硬変患者における酸・塩基平衡障害のうち,最もしばしばみられるのは呼吸性アルカローシスである.とくに,肝性昏睡に陥ったばあいにはその傾向が著しい.しかし,これに代謝性アシドーシスを伴うばあいもあれば,ときには単独に代謝性のアルカローシスあるいはアシドーシスを呈するばあいもみられる.
これらについて,それぞれの成立機序を述べ,さらにその対策に触れる.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.