小児診療
薬—一般的な考え方
布上 董
1
1九大・小児科
pp.1770-1771
発行日 1972年8月10日
Published Date 1972/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204426
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小児の診療において,医師の診断治療技術の最終的表現は投薬という形で表わされることが多いが,せっかく与えられた薬が正しく患者の体内に入らず,目的とする薬効を得られなければ医師の腕前も十分発揮できず,いかに診断技術のすぐれた医師も信用まで失いかねない.薬は一般に注射,内服,坐薬の形で与えられるが,小児ではとくに経口投与について患者の個性と状況に応じた与え方を考慮しなければならない.ここでは筆者らが日常留意している一般的な事項について記しておく.
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