症例 全身性疾患と眼・2
先天代謝異常症と眼症状(その2)—Lipidosis—Tay-Sachs病を中心に
松井 瑞夫
1
1日大眼科
pp.1349-1351
発行日 1970年8月10日
Published Date 1970/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203310
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Tay-Sachs病は,W. Tayが1881年に眼所見を,1887年にB. Sachsが神経学的所見を報告した疾患であり,家族性黒内障性痴呆の乳幼児型Infantile amaurotic family idiocyとよばれてきたが,近時先天性代FI射異常に属する脂質蓄債症lipidosis(lipid storage diseases)の1つであることが明らかにされた.このlipidosisには現在,数種のものが知られているので,今回はまず,Tay-Sachs病の一例を紹介し,併せて,1ipidosisの眼症状について解説を行なう.
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