症例
ルポイド肝炎の1症例
谷川 久一
1
,
金戸 昭
2
1久大奥田内科
2久大内科
pp.221-224
発行日 1970年2月10日
Published Date 1970/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202986
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肝疾患と自己免疫的機序
肝炎の慢性化には,種々の要因が考えられている.急性期に十分な安静や適当な治療が得られなかったり,他疾患の合併があったり,高年齢であったり,その他急性期の侵襲が強かったりといった数々の要因が考えられるが,そのなかで最も注目されているものの1つに自己免疫的機序による肝炎の慢性化の問題がある.
種々の肝疾患のなかで,自己免疫機構が強く関与していると考えられているものに,ルポイド肝炎と原発性胆汁性肝硬変がある.
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