症例 全身性疾患と消化器・9
慢性肺気腫と消化性潰瘍
村井 俊介
1
,
額賀 厚徳
1
1慈恵医大阿部内科
pp.1383-1387
発行日 1969年12月10日
Published Date 1969/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202907
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症例1 飯○秀○ 75歳 男
50年来の多量喫煙者(1日40本)であるが,10年まえからよく咳が出た.特に冬はいちじるしい.昨年夏から息ぎれがひどくなった.本年1月咳痰が強く,起座呼吸の状態になり,しばしばチアノーゼをみるようになったので,1月7日当内科に入院した.胃腸症状は特になかったが,食思不振,便通正常,睡眠不良.
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